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甲賀衆結束の鎮守の社
(新宮神社表門)
新宮神社は一の宮に紀伊熊野神、二の宮に常陸鹿島神、そして三の宮に勝手大明神を祀っており、甲南町森尻の矢川社、水口町三大寺の日吉社とともに「杣三社大明神」と呼ばれ中世から崇敬を集めていました。
元亀二年(1571)、矢川神社と新宮神社が飯道寺と相論に及んだ際、甲賀郡中惣から選出された奉行衆により仲裁されたことが「山中文書」にみえ、こうした郷鎮守社が中世の甲賀衆の結束を固める場ともなっていたことが分かります。
馬場に建つ表門は国の重要文化財に指定されており、入母屋造、茅葺の三間一戸の楼門で、上階部分を欠失しています。文明十七年(1485)の建造で、桁行三間、梁間二間で柱はすべて円柱とし、透彫りの蟇股や和様三手先の組物、間斗束などの技法や意匠などに室町時代の特徴をうかがい知ることができます。
新宮神社
アクセス
JR草津線「甲南駅」より徒歩25分
T E L
0748-69-2190
住所
甲賀市甲南町新治
駐車場
なし