手力てぢから神社と手力てぢからの花火

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毎年10月17日の秋季大祭には花火が打ち上げられる。 境内には日本一重いと言われる鈴の緒がある。

ご祭神の天手力男神(あめのたぢからおのみこと)は、神話で天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れてしまったとき、その神力で岩戸を開いた、とても力の強い神様です。神社の創建は明らかではありませんが、正応年間(1288~1292)に信濃国(長野県)の戸隠神社から分社勧請(神様をお迎え)したとも伝えられています。
手力神社では、毎年10月17日に花火大会(奉納狼煙)が行われています。この花火は、服部半蔵、百地丹波守と並び伊賀流忍術の大家と呼ばれ、火術を得意とした藤林長門守が氏子として神社に奉納したことが始まりとされています。
この火薬の技術は地域に継承され、奉納される花火は1920年代まですべて村の若者たちが手作りしていました。
本殿には、江戸時代から多くの人が願いを込めて納めた鈴の緒が大輪をなしています。「伊賀衆」と呼ばれた中世の土豪たち(地侍や有力農民)は皆で集まって(一味同心)話し合い(談合)で地域の秩序を守っていました。この鈴の緒は、そんな人々の結束と祈りを象徴しているのかもしれません。

手力神社

アクセス

JR関西本線「柘植駅」より車で15分

T E L

090-7699-7732

住所

伊賀市東湯舟1025

駐車場

あり

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