2025年03月28日
レポート②NINJA TRUTH TOURS 初日
忍びの里伊賀甲賀忍者協議会
「忍者の真実を知る旅」の提案に向けたモニターツアーを実施。
2024年11月25日(月)から27日(水)の実施レポート
伊賀市と甲賀市との連携からなる「忍びの里伊賀甲賀忍者協議会」は、2024年11月25日(月)から27日(水)の3日間、「忍者の真実を知る旅」のプログラム開発に向け、モニターツアーを実施しましたのでお知らせいたします。
なお、本事業は、文化庁が募集した、日本遺産における魅力増進モデル事業の一環として実施するものです。
■モデル事業の背景・ストーリー
忍者は現在、世界的に広く知られる存在となっています。しかし、多くの場合、その認知はエンターテインメントやキャラクターとしての側面に限られ、忍者の本質や歴史、精神性については十分に理解されていないのが現状です。
伊賀や甲賀は「忍者の里」として知られる地域ですが、国際的には忍者の歴史や文化が根付いた地域としての認知は十分に浸透していません。一方で、近年ではインバウンド(訪日外国人観光客)の増加や日本文化への関心の高まりを背景に、忍者というテーマに対する注目がますます高まっています。
こうした状況の中、エンターテインメント要素としての忍者の魅力を活かしつつ、歴史的背景や精神性、生き方といった忍者の本質を探求し、それを現代社会において活用する取り組みが重要と考え、伊賀・甲賀を「忍者の聖地」として国内外に認知させ、そのブランド価値を確立することを目指すべく、忍者の真実を知るプログラムを開発し、その実証実験としてモニターツアーを実施しました。
このツアーは、地域の文化的魅力を体感し、忍者の歴史や本質に触れる場を提供することを目的とし、今後も忍者を核とした地域活性化を進めることで、観光振興や地域経済の発展に寄与することを期待するものです。
■モニターツアーの概要
本ツアーでは、以下のプログラムを軸に実施しました。
・ 現代において「忍者」と呼ばれる人々の当時の生活を追体験することを通じ、忍術や忍具がどのように使われていたのかを知り、忍者の真実に迫る
・ 伊賀・甲賀地域の伝統や暮らし・食文化を取り入れ、地域全体の魅力を体感する
・ 構成文化財を活用した特別な体験プログラムを取り入れ、海外の富裕層にも満足いただける高付加価値な旅行商品とする
■実施内容
<初日>11月25日(月)

【9:00:お出迎え】京都駅
モニターの4名を京都駅でお出迎え。最初のコンテンツ開催の場所となる庚申山(甲賀市)へは車で約40分の移動。移動中の車内では、本ツアーに同行するナビゲーターにより、「忍者の真実を知る旅」の概要に関する説明が日本語と英語で行われます。


【10:00:グリーティング】甲賀市 庚申山広徳寺
甲賀市に入り庚申山広徳寺に到着すると、甲冑姿の武士の出迎えを受ける。甲賀忍者は元来、武士の姿をしていたことを知ったモニターは、本殿にて旅の祈願を終えた後、今回のツアー用に特別に制作された作務衣に着替える。展望台に移動し、山々に囲まれた甲賀の町を一望しながら、この地で忍者が生まれた背景や、甲賀忍者と伊賀忍者の違いなどのレクチャーを受けた後、甲賀武士からこのツアーでのミッションが言い渡される。
そのミッションとは、「明日の夜に伊賀の忍者屋敷に潜入し、屋敷内のどこかに隠された巻物を敵に見つからず探し出し、持ち帰って殿様に報告する」というものであった。モニターは、武士から一つ目の修行として、精神統一のための呼吸法を教わったのち、次の修行場所の指示を受けるのであった。


■ BEAMS JAPANオリジナル修行着セット
各種体験時に着用する修行着は、今回のモデル事業の一環として㈱ビームスクリエイティブが企画・開発しました。
セット内容
・ 松阪木綿 作務衣:<御絲織物>の藍染生地を使用した「BEAMS JAPAN 久留米紬織」をベースにアレンジ
・ 伊賀組紐装飾 ファンクショナル ポケットTシャツ:ポケット上部を松島組紐店の笹波組の平紐で装飾
・ 伊賀組紐ポーチ:<衣 GENERAL STORE>のオリジナルモデルをベースにショルダーストラップには<松島組紐店>の化繊紐を採用
・ MOONSTAR 別注じかたびスニーカー スペシャルメイクアップ:別注モデルをベースに、伊賀組紐によるフロントに二重叶結びのタッセルを縫い付けと、ヒールカウンターに笹波組の平紐を縫い付けを採用
・ 松阪木綿 巾着:<御絲織物>の藍染生地を使用した作務衣と共布




【忍者修行(草鞋づくり・昼食・陰忍修行):12:00〜16:00】伊賀市内 民泊施設うぶすな
モニターが指示された場所に行くと、一人の農民姿の男に出迎えられる。
男に指示されるまま、天秤棒や蒔割り、草鞋づくりなど一見すると忍者とは無関係な農作業の体験をした後、昼食は自分達で自炊した伊賀米のおにぎりと伊賀産物の一汁一菜をいただくことに。
午後からは、実は忍術の師範であったその男の道場で、忍者の歩行、隠れ身、捕縛などの本格的な忍術(陰忍)の実践を体験する。ここでモニターは、午前中の農作業の動きが忍者の動きそのものである事に気づくのであった。


【16:30:ホテルチェックイン】伊賀市 NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町 旧野崎邸
“うぶすな”での修行の後、宿泊先となるホテルへ向かい、チェックイン。伊賀の城下町に点在する分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町 旧野崎邸」は元は武家屋敷で回遊式庭園を備えた5,100㎡の敷地に蔵を活用したサウナも完備。1日目最後となる特別体験(キャッスルダイニング)までの間、しばらくホテルで休息を。




【18:00:キャッスルダイニング】伊賀市 伊賀上野城天守閣広場
ディナーは伊賀上野城へ。まずは、天守の雄大さを眺めることができる筒井天守跡でアペリティフを楽しむ。その後、天守前の広場に移動すると、そこに準備されたテーブルは、特別に用意された天守を間近に眺める場所。伊賀牛や伊賀米などの伊賀産の食材を使用していることはもちろん、忍者にちなんだ色や盛り付けで、屋外での特別ディナーを満喫するモニター。食事を終えホテルに戻り初日は終了。